専攻のめざすところ

ドイツ語・ヨーロッパ専攻は、「言語を学ぶことは、自分のアイデンティティ意識を高め、多様性を尊重し、差別や偏見を減らすことにつながる」というEUの言語政策理念に共感し、次のようなディプロマ・ポリシー(卒業認定の方針)を定めています。

目指す人物像
◎不確実な社会において、ドイツ・ヨーロッパ文化に対する深い理解を背景とし、多様性を尊重し、ドイツ語をはじめとする言語やメディアを駆使して、円滑な異文化間コミュニケーションを行うことができる人物
 
 ・協働的な課題への取り組みを通じて、実践的なドイツ語の運用ができる
 ・ドイツ語および広く言語メディアを活用し、情報の収集、批判的な分析を行い、自分の意見として表現することができる
 ・主体的かつ自律的な課題への取り組みを通じて、自ら問題を発見し、解決に導くことができる
 ・異文化を理解し、多様性を尊重するとともに、自らの文化を省察し、より豊かな文化的実践につなげることができる

専攻では、このディプロマ・ポリシーを基盤として、授業やカリキュラム・デザイン、留学プログラムの構築、さらには学生サポートも行っています。

 

つまり、めざす卒業生像は、複数の言語を操ることができ、国内外を問わず信頼できる仲間がおり、社会やコミュニティに積極的に関わっていこうとする世界市民(グローバル・シチズン)です。ドイツ語能力の目標としては、卒業までにCEFR基準のB2レベルに達すること、英語能力もTOEIC700点以上の取得を視野に入れています。