オンライン留学

2020年は、コロナウィルスの感染拡大のため、留学プログラムはすべて中止せざるを得ませんでした。しかし、長年の提携関係のおかげで2020年5月という早い段階からイェーナ大学と協力してオンライン・プログラムを開講することができました。時差のため、日本は夕方からの、現地は午前中の授業です。現地の教員がZoomを通して、こちらにいる学生に授業をしてくれました。2020年10月からも2年生全員をイェーナ大学に登録し、週2回以上のオンライン授業を行いました。学生たちは、タンデムパートナーも紹介してもらい、現地の日本語を学ぶ学生ともコンタクトを取ることができました。このプログラムに参加した学生の体験記もぜひご覧ください。

このことをきっかけに、ドイツ語専攻ではオンライン学習の制度を整え、現在は次の各コースを提供しています。

オンライン留学
週に2コマ19:00-20:30の時間帯に行うLandeskunde「ドイツ社会文化」とPhonetik「音声学」の授業です。イェーナのベテランの先生たちとZoomでつながり、ドイツ語のみで学びます。2~4年生が参加可能。一部単位認定もできます。

COIL授業
週に1回、上級科目 Interkulturelle Kommunikation「異文化コミュニケーション」の授業で、イェーナ大学でドイツ語教育を学んでいる大学院生と麗澤でドイツ語を学んでいる学生がグループになります。2022年からは、台湾や韓国でドイツ語を学んでいる学生たちも参加できるようになりました。

GIPプロジェクト
イェーナ大学を中心として、台湾と韓国の大学、日本からは麗澤大学と獨協大学が参加し、ドイツ語教育研究の合同プロジェクトが2022年に始まりました。その一環で、学期ごとに5週間ほど週に1回、オンラインでイェーナ大学の授業プロジェクトに参加します。上級科目「日独比較社会研究」の授業に参加している学生が、担当であるチジャック先生のアドバイスを受けながら受講します。

オンライン留学は、さまざまな理由から現地に行けない学生にも留学時と同レベルの授業を提供できるため、今後もさらに盛り上げていきたいと考えています。